剪定を行っていると「カイガラムシ」の被害を受けた木が少なからず存在します。
薬剤散布により対処を行っておりますが、散布車で行っているため、どうしても畑の一番外側にある木のさらに外側部分は機械散布では薬剤が掛からないため、カイガラムシが付きやすくなります。
カイガラムシの被害を受けた部分は、その排出物に覆われて木を弱まらせていき、果実にも傷を付けたりする可能性がありますので、駆除が必要ではあるのですが、小さいのと硬い殻状(ロウ状)になるため、駆除が困難な虫とされています。
観葉植物や庭木などでもみられるということですが、梨畑にいるのは主にコナカイガラムシのようです。
幼虫は直径1センチくらいの白い綿状の中にいるようで、剪定中に発見し、ハサミで刺すと赤い体液が出てきます。怖いです。
そして、被害を受けた部分を切断してみると、表皮に近いところが紫色に変色していました。殻状になっているので、普通に切るよりだいぶ固い手ごたえがあります。
最近は、他の畑でも増えているという話ですし、見た目も気持ち悪いし困ったものです。。。
<ウィキペディア>
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%82%AC%E3%83%A9%E3%83%A0%E3%82%B7
<公益社団法人農林水産・食品産業技術振興協会>
https://www.jataff.or.jp/kaigara/index.htm